老犬介護ハーネス作り、続けてよかった。
このブログでも数回紹介させていただきましたが、「老犬介護kenken」という店名で、老犬goods販売のネットショップをやっています。
掲載無料の通販サイトbaseを利用しているので、宣伝機能がほとんどありません。
唯一有ったbasemagというブログサービスも今年10月で終わりました。
それでもkenkenを見つけて下さるお客様がいらして、ネット上で愛犬と共にお会いすることができました。
今回は、写真もいくつか集まっているので、ご紹介しようと思います。
〇カノン 女の子 13歳
後ろ足を中心に弱ってきました。
老犬介護ベストとパンツ、サスペンダーをご購入いただきました。
まだ歩けるのでベストのみでお散歩しています
〇マンテン 男の子 12歳
後ろ足が弱っていました。
犬用車イスを長い散歩用に、少しの移動や介助が必要な時に老犬介護スーツを活用いただきました。
マンテン君はスーツを着ると急に若返って走ったり跳んだりした、とのお便りをいただきました。
持ち手が短かったようでこの後、持ち手直しとほころびの繕いをしました。
車の中でよろけない様に天井から吊っているさま、こんな使い方もあるんですね
〇ラナ 女の子 16歳
老犬になって足が弱っていますが、「介助してお散歩してあげたい」という飼い主さんのご要望から、老犬介護スーツとサスペンダーをご購入いただきました。
仮縫いを着せてみた様子
mailで何回か打ち合わせをした後、サイズを合わせることが出来ました
エル君の老犬介護ベスト、横がメッシュで涼しいです
ベストのみでのお散歩をしました
ズレ防止にパンツをサスペンダーで吊っているさま
前から見た胸当てがかわいいです。
ヒスイカズラ
年中花が咲いている沖縄ですが、春は一段と花の種類が増えてきます。
私の好きな青い花もあちこちで満開です。
今回はやっと見れた「ヒスイカズラ」と「青い花たち」の話題です。
目次
ベンガルヤハズカズラ
このつる性植物を最初に見たのは、東南植物楽園でした。
薄い青紫色の花がいくつも垂れるように咲き、風に揺れて何とも涼し気なのです。
その後、何十年も見かけなかったのですが、去年の春に我が家のすぐそばの崖を上っているのを見かけました。
ベンガルヤハズカズラの手前はオオゴチョウの豆、その前は寒緋桜
その崖とは、この地方特有のコーラル石灰岩を掘ったあとの崖なんです。
落差15メートルほどあるでしょうか。
ガジュマルの木がしがみつくように生えている崖を野生化したベンガルヤハズカズラが昇っているのです。
今年は去年より広がっており、殺風景だった崖がにぎやかです。
来年はもっと広がっているといいな。
ルリハコベ
沖縄では「オオイヌノフグリ」が空色ではなく瑠璃色なんだ、と思っていました。
しかし、最近になって畑に「オオイヌノフグリ」と「ルリハコベ」が同居しているのを見つけて、「ああ、これたちは別の植物なのね」と気づきました。
よく見ると、花びらの数もちがっています。
どちらもきれいでかわいい!
しかし、畑に生えているのは容赦なく抜きまくるのです。
鬼の形相で。
ヒスイカズラ
座喜味城址近くの村道を車で走っていたら、目の端に変わった色の花が…
前から見たかったヒスイカズラが満開です。
知らなかったのですが、読谷村高志保の松田さん宅は
この花を丹精込めて栽培し、メディアにも多数出ていらっしゃって有名なのです。
キレイに垂れ下がるように赤い糸で縛ってある
石垣と手前のベコニアの赤が引き立て役
花の形がオウムのクチバシやツメに似ていて、色が、、何とも表現し難いです。
そして、この植物は「オオコウモリ」の力を借りて受粉するのだそうですよ。
オオコウモリを引き寄せるためにおいしい蜜をたくわえ、このような色に進化したと考えられています。
ああ、すべてが珍しくて、不気味で、何とも魅力的な植物です。
琉球アサガオ
沖縄では春から夏にかけて、野生のアサガオがたくさん咲きます。
冬でも目立たないけれど咲いているようです。
貸農園の爺ちゃんは自分のエリアのゲートにアサガオを飾っている
内地では野生アサガオは見かけないので、ナイチャーにとってちょっと不思議な光景です。
そして、色の変化がおもしろいのです。
朝はすがすがしい青、近くで見ると紫になろうとしている青です。
午後になると次第に赤紫→ピンク色に変わっていきます。
これは花の色素のアントシアニンが、アルカリ性から酸性に変わるからなのだそうです。
朝の元気、夕方の疲れ… 植物も人間も似たような1日のサイクルでいきているのだなあ。
朝の色
午後の色
夕方の色
この後、アサガオは色あせたピンクになり、しぼんでいきます。
また明日、新鮮な青色で会いましょう。
アオミオカタニシ
東京では子供に見せるためにカタツムリを探してもなかなか居なかったのですが、沖縄に来てからはカタツムリ地獄なのです。
庭でも畑でも花やハーブやネギなど、すごい勢いで食べてしまいます。
そして、土を掘れば卵がいっぱい出てきます。
駆除方法として、カタツムリ駆除剤を使っています。
小さいタッパーに窓を開け、駆除剤を入れて一晩置いておくとカタツムリが中で死んでいます。
薬剤が土に流れない様にこうしているのです。
こんなに迷惑なカタツムリですが、座喜味城址の森でキレイなカタツムリを見つけました。
緑色です。
ヒスイカズラの色にもにているなぁ。
ちゃんとフタも付いるので、カタツムリではないのかな?
調べてみると、これに興味を持った方がたくさんいます。
これはタニシの仲間で、緑色なのは体の色・カラは色無しの半透明なんですって!
しかも皆さんの写真が、とてもかわいいのです。
つぶらな黒い目でほっぺがピンクのとてもメルヘンチックなお姿にびっくりです。
ああ、そこまで詳しく観察してなかったなぁ、残念!
今回はブルー系の生き物の話でした。
またきれいなブルーを見つけたら報告したいと思います。
寒緋桜のクマリン
沖縄では桜シーズンはとっくに終わり、今はサクランボが黒紫色に熟しています。
私は桜の香りが大好きなので、今年はこの寒緋桜を利用してみようと思いました。
しかしこの寒緋桜、香り成分は出るのでしょうか?
葉や花の塩漬けは八重桜や大島桜を使うそうですが、沖縄では寒緋桜しかないのでまずはトライです。
目次
桜葉の塩漬け
桜の葉が出始めの柔らかい時に摘んで、塩をまぶし冷蔵庫に1週間以上放置します。
塩漬けはこれで出来上がりです。
料理に使ってみました。
★白身魚の桜蒸し
これはおいしかったです💛
桜が香ってましたよ~💛 お上品な味です💛
※注意点として、
桜葉の塩を抜き過ぎないこと。
この「香り塩」を魚に移すつもりで。
香り袋
桜の葉の塩漬けで香り袋を作ろうと思います。
- 桜葉の塩を80%ぐらい抜く。
- 乾燥させる。
今はここまでやってみました。
半分乾いたのを部屋に吊るしておいたら、「やった~!桜が香っている」
鼻を付けて嗅いでみると、干し草の匂いと桜の香りが混ざっています。
通りすがりにほんのり香ってくる香りの方が良い気がします。
他のハーブと混ぜて、香り袋を作ってみるつもりなので…乞うご期待!
後で追記しますね。
サクランボを収穫
黒紫色に熟しているサクランボ
寒緋桜のサクランボが熟しているのがとてもおいしそうです。
しかし、人々に聞いてみても「おいしい」という人は1人もいません。
「色がきれいだから、色付けに利用するよ。味はおいしくない」と。
試しに、ほんの少量を泡盛に漬けてみました。
「桜の香りするかな?」
「えーと、するする!」
炭酸割で飲んでみて、鼻に抜ける時にフッと桜の香りが…
それじゃあ、ということで、桜の香りを抽出すべく「泡盛漬け」と「酢と氷砂糖漬け」を作りました。
さて、どんな香りになるか…乞うご期待!
これも追記しますね。
クマリン
桜の芳香成分をクマリンといいます。
クマリンは他の植物にも含まれていてます。
アロマオイルでは、トンカビーンズという植物が有名です。
何年か前、これを購入して仕事場の引き出しにしのばせ、時々嗅いでおりました。
要するに「ストレス解消」「自分癒し」のアイテムです。
私の場合ハンカチに付けたり、フタを開けて直接嗅ぐというやり方なので、ただでさえ「ヤニ成分」が多いこの精油が、度重なる開閉でベタベタしてきました。
ベタベタでフタが閉まりにくくなったので、使用を止めてしまいました。
このクマリンには体に良い成分がある一方、毒性もあると知り心配になりました。
肝機能を弱める働きがあるというのです。
でも、桜餅で桜の葉を食べるし、「少量なら大丈夫なのでは」と思うことにしました。
サクランボをねだるオンドリ
寒緋桜の木がたくさんある座喜味城址に行ってきました。
正門の反対側にある裏の駐車場から入ると緋寒桜の木がたくさんあります。
黒っぽく熟したサクランボを味見しながら、木道に通じる道を行きました。
気付いたのですが、サクランボは木や場所によって、美味しいのとそうでないのがあるようです。
誰もいない桜林に立派な体格のオンドリが散歩していました。
落ちているサクランボを食べています。
私たちについてくるので見ていると、何気に木に付いたサクランボをねだっているようなのです。
「グワー、グコココ」と小さく鳴いて見つめてくるので、サクランボをあげてみました。
素早く食べて、またねだってくるので「あんた、クマリンの毒に気を付けな!」と言ってやりました。
寒緋桜のドリンク
その後の報告です。
寒緋桜のサクランボの酢と氷砂糖漬けを炭酸で割ってみたら、とてもおいしかったのです。
漬ける前の苦みと酢の匂いが減ってまろやかになっています!!
沈ませたサクランボはあの「缶詰のサクランボ」の様なおいしさです。
泡盛漬けの方も良い香りです。
老犬介護★試行錯誤の日々
我が家の愛犬サーフの介護を終えて数年がたちます。
今、落ち着いて考えてみると、色々工夫したこと・やって良かったこと・やらずに後悔したことなどが思い出されます。
今回は実際の介護の経験を通して分かったことや、調べて「なるほど」と思ったことなどを書いていきたいと思います。
目次
- 我が家の愛犬が要介護になった原因
- 後ろ足の感覚が無くなっても散歩に行く
- 水を飲み過ぎる
- オシッコのお漏らし対策
- 老犬介護スーツで最後まで外で排便できた
- 犬の床ずれは1日で皮膚が破れる
- 最後の海
- 動けない老犬が泣き叫ぶ
- 老犬が泣く(吠える)原因を考える
- 精神安定剤を利用
- マッサージ
- まとめ
我が家の愛犬が要介護になった原因
サーフの介護の様子は前に3回ほどこのブログで書いてきました。
サーフは実は自然に要介護になったわけではないのです。
高齢(16歳)にもかかわらず、胃捻転の手術を決行したのが体の老化を速めてしまったのだと思っています。
全身麻酔からなかなか醒めなくて、醒めた時には「要介護状態になっていた」というわけです。
その様子は…下記の記事にあります。
後ろ足の感覚が無くなっても散歩に行く
前回の老犬サーフの記事「老犬介護ハーネスが欠かせない日々」では、腰が落ちてしまいヨチヨチ歩きになっていましたが、その10か月後(17歳)にはそのヨチヨチ歩きもできなくなってしまいました。
老犬介護ハーネスを着せて歩かせても後ろ足は感覚がほとんど無く、棒を引きずっているように見えます。
このようなお散歩でも当犬は嫌がりもせず、無表情です。
しかし、無表情でヘロヘロでも、本犬は外出できて喜んでいるのだと思います。
下の写真は、散歩の帰りは疲れるのでカートに乗っている様子です。
後ろ足はナックルを通り越して内側に曲がったまま棒の様になっていて、感覚がにぶそうです。
これではお散歩と言えないかも知れませんが、やはり外に連れ出せばオシッコ・ウンチもしますし、夜も寝つきが少し良いのです。
それに、こうして庭や外に連れ出さなければ、すぐに「寝たきり状態」になることは必至なのです。
荷物運びの2輪カート。タイヤを大きいのに取り換えている。
▲point①
なるべく寝たきりを避けるため、また、脳に刺激を与える意味でも無理のない範囲で外に連れ出そう。
水を飲み過ぎる
水を飲んだら止まらなくなる
サーフは18歳を過ぎてから、水をたくさん飲むようになりました。
好きなだけ飲ませて計量してみたら、1回で1000mlも飲んでいたのです。
ですから、1日では2000ml以上は飲んでいたと思います。
犬が多飲多尿になった場合、予想される病気は…
①腎臓病
②糖尿病
③副腎皮質機能亢進症
④子宮蓄膿症(メス) などが考えられ、
危険な場合もあるので、必ず動物病院で見てもらった方が良いそうです。
サーフも診てもらいましたが高齢と言うこともあり、しばらくは様子を見ることになりました。
▲point②
犬が水を飲みすぎるのは、病気が原因の時もあるので、動物病院に行った方が良い。
オシッコのお漏らし対策
サーフは多飲多尿になったので庭でのオシッコが間に合わなくなり、マナーパンツを付けるようになりました。
老犬介護パンツの中にマナーパンツを付けている
老犬介護パンツの中にマナーパンツと尿取りパットを敷きました。
パットに排尿すると気持ち悪いのか、泣いて知らせるのですぐ取り換えます。
オスなので取り換えは簡単だし、お陰でずっとカブレ知らずでした。
尿取りパットは人間用を使用、割安なのでたくさん使いました。
※女の子の場合は、メス用マナーパンツや生理用パンツというのが売っています。
体の大きさによって、人間の大人用の尿取りパットや生理ナプキンを中に入れます。
老犬介護スーツで最後まで外で排便できた
ウンチの方は頃合いを見計らって庭に連れて行ってさせていましたが、タイミングが合わず何回もチャレンジしなければなりませんでした。
そんな時、ずっと着ている老犬介護スーツがとっても役に立ったのです。
思い立ったらすぐに行けますからね。
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外で排便させるのも手間かかるのですが、オムツに受け止めるよりはずっとマシだと思うのです。
オムツで排便の場合…
①フルオムツやおしりふきを用意する
②お世話しやすいように、常にお尻周りの被毛を短く刈っておく
③時々下半身を洗う
④肌の清浄を心がけ、常に清潔に保つ
などが必要になって来るので、どうしてもお金や手間がかかります。
フルオムツを付ける練習をしてみた
後ろから見たところ。 介護パンツがオムツの抑えになっている
▲point③
老犬がお漏らしをするようになっても、全面的にオムツに頼らずに外や犬トイレで排泄させてみよう。
オムツを使うようになってからは肌の清浄を心がけ、たまにはオムツを外して蒸れないようにしよう。
マナーパンツを外すと涼しいなぁ
犬の床ずれは1日で皮膚が破れる
「コレ生きてるの?」と言われるほど激ヤセ。ゴツゴツな箇所が床ずれ要注意。
痩せた老犬は床ずれができ易いです。
骨がゴツゴツしているので、骨と敷物に挟まれた皮膚と皮下組織が圧迫されるからです。
私はサーフの床ずれに気付いてあげられなくて、悪化させてしまいました。
ある日、肩のゴツゴツした所の毛が抜けて赤くなっていたので、明日処置しようと思っていたら、次の朝には2㎝ぐらいの穴が開いてしまったのです。
動物病院で見せたところ、「大きい傷なので縫った方が早いですよ」と言われ、処置してもらいました。
以前、サーフの姉犬にも床ずれを作ってしまい、その時は「肉芽形成の軟膏」をもらいそれで完治しました。
軟膏を塗るうちに4~5日ぐらいでツルンとした肉の盛り上がりが出来てきて傷が乾きました。
また、最近では湿潤療法といって、床ずれの傷を湿らせたまま治していく方法もあり、多くの方が愛犬に試した結果をブログなどにあげています。
この方法は安上がりですが雑菌の心配があるので、細心の注意が必要です。
この3つの治療法では大きな傷は縫った方が治りが早く、小さめの傷なら塗り薬、又は湿潤療法で治すのが良いです。
治るまでは皮膚が薄いので、傷保護のためにパットを当てた方が再発しにくいです。
犬用の床ずれ防止パットやドーナツクッションが販売されていて、動けないワンちゃんにはこれが便利だと思います。
しかし、少しでも動ける場合は、ハーネスに固定できるパットが外れなくて良いです。
毛が生えているため、テープで固定できないですしね。
介護ベストの前ベルトに丸いクッションを当てたら、場所がちょうど良かった
お股には食い込み防止のパットを付けてみた
クッションパットはマジックテープで付けていたが厚くなるので、糸で縫い付けた方が良かった。
▲point④
床ずれは傷が破れるのが早いので、未然に防ぐ対策が必要。
・頻繁に寝返りを打たせる。
・常に体を調べて、あやしいところにはパットを当てておく。
最後の海
壮年期のサーフ
サーフは生後3ヶ月のころ我が家にやってきました。
名前の由来は、surf=波なんです。
飼い主の「一緒に海で遊びたい」との願いが込められているのです。
実際、大きな波が来るとサーフは体を縦にして頭だけ出してスィーと波をかわすのが上手でした。
このように泳ぎは大好きだったので、リハビリも兼ねて最後の海遊びに連れて行きました。
支えてあげれば、まだ動く前足で犬かきするかな?と淡い期待と共に・・・
そしたら、ほんの少し犬かきしてその後はもう全く…
それどころか、横倒しになってゆら~っと浮かんでしまいます。
体温と体力を奪ってしまうので、早々に退散しました。
動けない老犬が泣き叫ぶ
我が家の老犬サーフは、度肝を抜く怖がりでした。
それでも若い頃は笑って済まされていましたが…
寝たきり手前の老犬になると「恐がり」が「分離不安症」に変わっていきました。
家族の誰も見えないと不安のあまり、昼夜を問わず泣き叫んでしまうのです。
「僕を放っておくのかー」と言わんばかりに泣きます。
この悩みは介護老犬をかかえた家庭ではかなり多いようで、ネットの相談コーナーでは深刻な悩みを打ち明ける方をよく見かけます。
調べていくうちに老犬介護の中で一番やっかいな問題だと気がつきました。
老犬が泣く(吠える)原因を考える
あまり動けない要介護の老犬は、暑い・寒い・痛い・お腹空いた・不安・寂しい…などの様々な心身の欲求を満たすことができないため泣くことがあります。
これは「要求吠え」といって、よく観察するとどうして欲しいのかがわかることもあります。
しかし、要求吠えはまだマシなのです。
要求を満たしてあげれば解決することもあるのですから。
一番問題なのは、認知症のせいで理由も泣くことなのです。
理由がなければ解決法が見つかりません。
夜中に泣かれると、自分や家族が眠れなくて疲れるし、ご近所さんに迷惑がかかる…などの心配がつのります。
賢明な飼い主の皆さんが試している対策は…
①まずは、動物病院に相談に行く。
③昼間に外に連れ出し、昼夜逆転を直していく。
④認知症独特のグルグル回りを好きなだけさせて、ストレス解消させる。
⑤防音ケージを用意して鳴き声が外に聞こえにくくする。
⑥老犬ホームにあずける
などがあります。
②の薬やサプリは効く場合と効かない場合があって、最初の内はとても効くけれど、だんだん効かなくなることも多いようです。
④の防音ケージはかなり高価ですが、飼い主の安眠やご近所への配慮のためには優れモノだと思います。
あっ、今メルカリで調べたらたくさん出品されていました。
改めて、犬の泣き声で悩んでいる方が多いのに気付かされました。
⑤の老犬ホームに預けるは、最後の方の手段です。
「愛犬と別れがたい」「最後まで自分でお世話しないなんてひどい」などの感情がわいてきます。
しかし、最近の老犬ホームは老犬にとって居心地の良い施設となっていて、案外ここで老後を過ごした方が幸せなのかも知れません。
お友達老犬もたくさんいますし、たまには飼い主も会いに来てくれます。
沖縄県内の老犬ホームはまだまだ少ないようですが、必要性から少しずつ増えていくことと思います。
さて、我が家の場合は…
老犬サーフは体もあちこち痛かったと想像されますが、夜泣きの原因として「そばに居て欲しい」気持ちが大きかったと思います。
サーフの夜泣きでうちの家族も次第に疲れてきて、イライラが募りギクシャクしてしまいました。
特に夜中に鳴かれると睡眠不足になってしまいます。
「仕事もあるし、これじゃあダメだ!」と思い、家族交代で添い寝することにしました。
添い寝したら、夜泣きがマシになった
添い寝してあげてもゴソゴソしたら、寝返り・オムツ交換・寝ながら撫でる、を繰り返しました。
まあ、すぐそばに居るのでお世話はすぐできるし、サーフも心が安定するようです。
この対策で私たちも前よりは眠れるようになりました。
精神安定剤を利用
サーフに添い寝しても鳴いてしまう時の為に、病院から精神安定剤を処方してもらっていました。※薬名は忘れてしまった。
しかしこれには副作用があり、しかも服用を繰り返しているうちに効かなくなってきました。
副作用とは目が落ち窪んで目ヤニだらけになってしまう恐ろしいものです。
服用を止めても目はとうとう治りませんでした。
▲point⑤
薬やサプリはそのワンちゃんに合っているかどうかは未知なので、慎重に服用しよう。
マッサージ
老犬介護していた2年間で後悔していることがあります。
サーフは背骨の湾曲や節々がかなり固かったので、動きが何だかギクシャクしていました。
それは老人(人間)がそうであるように、老犬サーフも体の節々も凝ったり痛かったりしたに違いありません。
人間だったら整形外科や整体などの施設で施術を受けられますが、犬のマッサージを受けれるところはまだまだ少ないです。
だから、せめて飼い主の私たちがマッサージをしてあげれば良かったなと後悔しています。(※マッサージの講習会は沖縄でもあるようです)
あとで知ったのですが、犬への整体やマッサージは安眠につながるらしいのです。
以前、このブログにも登場した「ラー君」は体があちこち痛くて、整体師さん(対人間の)に特別にお願いして施術してもらっていたそうです。
すると、「施術した夜はすっきりしてよく眠れた」と飼い主さんが話していました。
犬にも人間にも整体は効くんだなーと感心しました。
素晴らしい老犬介護をされていたラー君と飼い主さんの記事は↓
老犬ラー君が整体を受ける
まとめ
最近は昔に比べてワンちゃんも長生きになってきているのは、喜ばしい事です。
しかしその分、要介護になる可能性も高いわけでです。
老犬の三大お困りごと
第1位:夜泣き
第2位:歩けなくなる
第3位:排泄の苦労
私は老犬介護を経験する前、愛犬の最後に漠然とした不安を感じていました。
だから「タマ(サーフの姉犬)ちゃん、最後はピンピンコロリでお願い!!」と言い聞かせていました。
そしてそのとおり、タマは18歳でピンピンコロリだったのです。
でもそんなの偶然で、屁のツッパリにもなりませんよ。
弟犬のサーフはお願いしても要介護でしたから。
老犬介護の知識がないまま、うろたえたり試行錯誤したりして乗り越えてきましたが、失敗も数々あり、それ故、愛犬を苦しませてしまったこともあります。
だから、これから犬を飼おうと思っている方には、老犬介護のことを少しでも知っておいて欲しいのです。
老犬介護の知識があれば、愛犬への接し方におのずと余裕が出てくると思うからです。
ゴム手袋が脱げやすい時のイライラ解消
今回は家事用ゴム手袋にひと手間加えて、便利にした話です。
冬になると手が荒れませんか?
わたしも冬は手荒れがひどいです。
特に食器洗いでカサカサ・しわしわになります。
だから毎年冬はゴム手袋をはめています。
ゴム手袋の中が汚れる
ゴム手袋って、上等のを買うと破れにくいですが裏側が汗などで汚れてくるのはどんなのもあまり変わらないと思うのです。
だから私は100円ぐらいのを傷んだら捨てる方式で、使い捨てにしています。
長年の悩み
ゴム手袋に関して長年悩んでいることが有ります。
私は手が小さいのでSサイズが良いのですが、着脱に手間かかるので今は裏起毛のМサイズを使っています。
Мサイズのゴム手袋は少し大きいということの他に、熱などで伸びてきます。
すると、食器洗いの最中にどんどん脱げてきちゃうのです。
輪ゴムで固定してみたけれどダメでした。
「イライラするなーもう」と思いながら何十年も経過。
ゴム手袋にサスペンダー
ゴム手袋をサスペンダーで吊ってみたらどうか?と思いました。
この写真は1本の平ゴムの両端にサスペンダークリップを付けただけのもので、ゴムは肩に回しています。
これらの材料は、我がネットショップ「老犬介護kenken」の犬用サスペンダーの商品開発で使わなかったものがありました。
材料は平ゴムとサスペンダークリップだけです。
平ゴムは手芸品店や百均、クリップは1個売りやセット販売がハンドメイド材料店やネット販売にあります。
しかし、こんなものにお金をかけてはダメです。
百均に大人用や子供用のサスペンダーが売ってあるので、クリップも平ゴムもそれを切って使えばよいのです。
作り方
平ゴムを自分の右ひじから肩にまわし、左ひじまでの長さに切ります。
※切るときに伸縮の分だけ短くしておきます。
平ゴムの両端にサスペンダークリップを縫い付けます。
※手縫いでも大丈夫!
サスペンダークリップが取れやすい時の対策
ゴム手袋の素材によっては滑ってクリップが外れてしまうのもがあります。
そうゆう時には…
①クリップを付ける場所の表と裏に補強のための布製ガムテープを貼ります。
②ガムテープの上に両面テープを貼ります。
そうするとクリップを付けた時に滑って取れてしまうことがありません。
この冬一番のアイディア
ホントくだらない、小さな工夫なんですが、我ながらとても便利だと思っています。
例えば、洗い物をしている最中に宅配便が来た!などの用事がある時。
こうゆう時は慌てちゃうのですが、ワンサイズ大きい手袋なのでスルッと脱げてすぐ行けるのです。
それに、ゴムで吊っているので短いゴム手袋でも袖口に水が入りにくいから、手はいつもサラサラしています。
余った平ゴムで腕まくり用の腕輪も作りました。
これで、この冬は快適に炊事が出来るので、ちょっとだけ嬉しいのです。
皆さんもどうですか?
しかし、おうちの中でも素敵な奥さんでいたい方にはオススメしません。
超ダサいですから。
フルーツパパイヤ
今回は、沖縄ではとても簡単に育つパパイヤについてのお話です。
品種は色々ありますが、大きく分けて野菜用と果物用があります。
どちらも完熟すればフルーツパパイヤになるのですが、やはりフルーツとして食べるには果物用の方が少しおいしいです。
枝分かれしているパパイヤの木
パパイヤの木は購入した苗でも、自然に生えてきたものでも急速に成長します。
パパイヤの長所と短所
★長所
①成長が早い。
②間引いた実は野菜としてたべられる。しかも、パパインなどの栄養素も豊富。
③完熟パパイヤはカロテンや、他にも様々な栄養素を含んでいる。
④ほとんど害虫が付かない。
★短所
①台風に弱く折れやすい。
②完熟の実は繊細さに欠け、大味である。
何と!良いことずくめなパパイアも、短所②を見たらガッカリですね。
大味だなんてね。
地元の人も「完熟パパイヤは臭くてまずい」と言って、ほぼ青パパイヤしか食べませんものね。
ホント、私も何回か食べてみてマンゴーやパッションフルーツに移行しちゃいましたからね。
農家さんのフルーツパパイヤ
しかし、最近になって農家さんの育てたフルーツパパイヤ(800円)を食べたとき、庭で完熟したフルーツパパイヤには無いおいしさを感じたのでした。
甘くて臭みが少なく花の様な香り、柔らかな果肉のパパイヤでした。
庭のフルーツパパイヤに比べて勢いや野性味が少ないのは、あれこれ品種改良されて丁寧に育てられているからかもしれません。
パパイヤは木か?草か?
沖縄県南部に移住して間もないころ、大家さんの庭に大きなパパイヤの木がありました。
グングン伸び盛りの木の中心部分を見たくなり、大家さんの家の2階で観察させてもらいました。
ベランダから先端部分がすぐそこに見えます。
幹は太く真っすぐに伸び、その先端に放射状に葉が茂り、その真ん中に成長点である新芽や蕾もあり、その下に青い実と黄色くなりかけた実が付いています。
パパイヤの木の先端を間近で見ると、その成長点はどでかい草の芽の部分の様に見えます。
成長していく意気込みが現れている新芽部分
大きな大きな草の成長点、そして私は小さな虫。
メルヘンチックな妄想ですが、実はひそかに感動していました。
その後、私は絵心を誘われて油絵を描きましたよ。題して「パパイアの成長点」です。
そうゆう訳で、私はパパイヤは「木」ではなく、「草」だとずっと思っています。
その証拠にこの植物は老化も早く、切り倒されて土に戻るのも早いのです。
余談ですが、シダの仲間の「ヘゴの木」もその巨大な芽の部分が、、その巨大なゼンマイの部分が、、感動的なんです。
パパイヤもヘゴも2憶年以上も前から存在しているので、きっと恐竜たちも見たことがあるのでしょうね。
美味しい完熟パパイヤ
農家さんから買ったパパイヤが美味しくて「目からうろこ」だったので、その種をとっておいて畑に蒔きました。
土や肥料も自己流で工夫しましたよ。
土はお茶ガラ(緑茶・麦茶・紅茶・コーヒー)とステビアを細かく切ったっものにクイナちゃん(EM)と土を混ぜて発酵させたもの、肥料はパパイヤ専用のものを使いました。
私にしては気合が入っています。
土作りは、大きい植木鉢の底を抜いて即席コンポストで 赤いのはリンゴの皮
去年、ほったらかしで枯れてしまったステビアをもう1度植えた
小さいパパイヤの木に大きな実
手前は木が小さくて実が大きいパパイヤ、後ろのは木が大きく実が小さい
パパイヤ娘たちは姉さんを追い越すことなく、ちゃんと順番どおりに熟れていく
春に種から育てて夏には150センチほどに成長し、実を付け始めました。
木が小さいのに地面から1メートルのところに実が沢山付き始めたので、いくつか間引き、青パパイヤとして食べました。
そしてこの団体は3個だけ残して熟させました。
追熟で味にほぼ満足
その1個目が熟してきたので収穫し、家で追熟させてから味見しましたよ。
美味しかったです。
とにかく甘いです。
ほったらかしで育てて完熟したパパイヤはだいたい甘味が少なく、独特の臭みが強いので蜂蜜とレモンが欠かせません。
しかしこのフルーツパパイヤは、甘味は抜群! 糖度は柿ぐらい!
臭みは農家さんのほどではないにしろ、かなり改善されています。
パパイヤの花の様な香りもします。
これは品種によるのか? ステビアがよかったのか? とにかく美味でした。
幹に付けたまま完熟
3個のパパイアが次々と熟すので、実験的に最後の実は幹に付いたままで完熟させてみました。
鳥からの被害を防ぐために、袋をかけた
一部が黄色くなってきたら、早い早い! 3日ぐらいでほぼ黄色。
それでも取らなかったら、だんだん汚い色になってきたので収穫しました。
肌が汚いのです。
表面の傷やアバタは中身にも影響しています。
味の方はというと、家で追熟させたものとあまり変わりませんでした。
だったら、「家で追熟の方がいいな」と思いました。
パパイヤの果肉をハナムグリが占領
また余談ですが、昔こんなことがありました。
庭で熟したパパイヤを収穫し、縦割り真っ二つに切ってみたところ、「サクッ」ではなく「ジャクッ」という音がして嫌な予感が…
中にギッシリとハナムグリ(緑色のカナブンのような虫)が入っていたのです。
でもどこから?
有りましたよ、入口が。
鳥がつついたと思われる1㎝位の小さな穴が・・・
そんなわけで、今回は袋をかけたのです。
確かめたいこと
おいしいフルーツパパイヤを作るには、おいしい品種の種や苗を手に入れることが大切なのだ、ということが分かりました。
それと日当たりが良い方がよく育ちます。
これは大事です。
庭に植えた同じパパイアは日照不足でとうとう消えてしまいましたから。
次の実験として、この種で土や肥料に気を使わず、放ったらかしで育ててみようと思います。
こうしてできたフルーツパパイアが、同じように美味だったら「な~んだ、血筋の良さは育ちに左右されなないんだ」と言うことが分かるでしょう。
そうして私は、おいしいものを楽して手に入れることができるのです。
その結果は、またいつかお知らせしたいと思います。
超大型犬のオムツカバーを作ってみた
目次
- 超大型犬の事情
- キッカケは老犬介護スーツ
- オムツカバー製作の経緯
- オムツカバーの形と目的
- 材料
- サイズを測る
- 裁ち方
- 縫い方
- 着せてみた
- オムツカバーの別バージョン
- 吸収シートを入れてお留守番スタンバイ
- 製作後の感想
超大型犬の事情
愛犬が歳を重ねて歩けなくなってしまうと、オシッコ、ウンチのお世話が大変になってきます。
今回は超大型犬のオムツカバーを製作したお話です。
最近は様々な犬goodsが出回っていて、大型犬までのオムツカバーは使い勝手の良いものが販売されています。
しかし、超大型犬ともなると中々サイズが無いのが現状なのです。
キッカケは老犬介護スーツ
タオルを持ってお散歩にでかけるところ
名前はラー君と言います。
犬種はニューファンドランド犬のオス、当時12歳。
体重は60kg、胸囲は101㎝、沖縄在住。
大き過ぎてこのサイズのハーネスはとても少ないのです。
なのでkenkenは、特注品として「老犬介護スーツ」をお作りしました。
このころは立ち上がりと庭での排泄は出来ていましたが、お散歩に行くには飼い主のAさんが不安だと言うのです。
なぜなら、途中でラー君がヘタってしまうと帰れなくなるからだそうで… なるほど重くて抱っこも出来ないからだ、と納得しました。
だからこのハーネスを着て、近場でのお散歩は楽しめたそうです。
友達犬と遊ぶ若い頃のラー君
オムツカバー製作の経緯
1年ぐらい後に様子を見に行ってみると、ラー君は後ろ足が立たなくなっていました。
でも上半身は元気でゴロゴログルグルしながら、少し移動出来ていたのです。
Aさんは普段、お仕事に出かけるのでシッターさんに来てもらっていました。
しかし、都合上どうしても3時間ほどラー君が1人になってしまうのです。
そのころは、オシッコ吸収シートを敷き詰めた上で排尿する、という生活でした。
ある日、その「魔の3時間」にラー君はオシッコをいっぱいして、冷たくなった吸収シートの上でブルブル震えていたのだそうです。
「これは大変!」ということで、kenkenにオムツカバーの製作を依頼してきた、という訳なんです。
暑い沖縄だけれども… 寒さに強いニューファンだけれども…
濡れたものの上で動かないでいるとさすがに冷えてしまうのですね。
この日は大好きな海でリハビリ。歩けなくても楽しいことがいっぱい。
オムツカバーの形と目的
◎形
オス用のマナーベルトに股当てが付いたフンドシのような形になっていて、下にズレない様に柔らかいエプロンが付いています。
◎目的
中に吸収シートやフルの紙おむつをはいて、絶対にずれない・漏れない様に固定するものです。
※オシッコ漏れの為だけのオムツカバーです。
材料
〇不要なトレーナー
(素材は水をあまり吸わないアクリル100%が最適。サイズはメンズのLL)
〇不要なTシャツ
(素材は滑りが良いポリエステル100%が良い。サイズはメンズL以上)
〇マジックテープ
(百均のものでOK)
サイズを測る
測る場所は2ヶ所のみです。
裁ち方
①ベルト部分
★トレーナーで胴回りベルトと股周りベルトの2枚を作ります。
良く伸びる横位置で裁ちます。
★2個のベルトはそれぞれ1枚では薄いので、2枚仕立てにします。
★胴回りベルトの幅と長さ
・「チンチンがかくれて、内股が擦れないぐらいの幅」にします。
・長さは伸びて留まるように作るので、測った胴回りより短くします。
・伸びの度合いは、苦しくない程度に締めるぐらいです。
★股周りベルトの幅と長さ
・幅は足を動かせる程度のなるべく幅広にします。
※オムツや吸収シートがはみ出ても良いのです。
②エプロン部分
Tシャツの袖・縫い目を切り捨てて、前身ごろと後ろ身頃を切り離してから、上図のように裁ちます。
縫い方
①ベルト部分
・2枚重ねに裁ったベルトの周囲の処理は、ニット用テープで包む・ジグザグミシン・手縫いでかがる、などがあります。
袋状にして表に返すのも有りです。今回はこの方法で作りました。
ニットなので、少々伸ばし気味に縫います。
・出来上がったベルト部分(水色)の2枚を下図のようにT字形に縫い合わせます。
・愛犬に着せてマジックテープの場所と長さを決めます。
※シッポ穴は、まだ開けません。
②エプロン部分
こちらは、ほつれないのですがクルクルと巻いてしまうので、1回折って縫っておきます。
③上下をつなぐ
・上図のようにベルト部分とエプロンをつなげます。
④しっぽ穴を開ける
・最後に着せてみてシッポ穴の位置に印を付けてから、穴を開けます。
・しっぽ穴の処理
・シッポの穴の大きさは、シッポとお尻の穴が出るくらいの大きさ、縦長の形です。
・シッポ穴は伸びない為とほつれ止めにトレーナーのリブ編みの部分を使います。
・リブ編みの生地は輪っかに縫ってから半分に折りシッポ穴を包んで縫います。
※ニットテープで包んでも良いです。
※難しいなら、手縫いでかがります。
着せてみた
まだ吸収シートはつけていないので、すっきりスリム
オムツカバーの別バージョン
シッポの穴の位置が難しい場合はコレ
しっぽ穴の無い後ろクロススタイル
背中側
別バージョンのオムツカバーは、二股に分かれたベルトを背中にまわし、シッポの上でクロスして、胴回りベルトにマジックテープで留めます。
今回のベルト部分の布端処理は、ニット用テープでくるみました。
シッポ穴が無いので少し自由が効きますが、クロスして留める部分が厚ぼったくなります。
ニット用テープは高いけれども便利!
吸収シートを入れてお留守番スタンバイ
ひとりでお留守番の時のスタイル
「えっ、こんなに入れるの」と言うぐらいオシッコ吸収シートを入れています。
オシッコの量が相当多いので“念のため”と言うことなのでしょう。
製作後の感想
このオムツカバー、不格好ですけれどお役に立てたそうですよ。
この後、似たようなものを合計2枚、製作依頼されました。
パンツ型のオムツカバーも考えたのですが、内股が擦れやすいのと大きい犬には履かせにくいので止めました。
このフンドシスタイルですと足の動きが自由で暴れても擦れることは少ないし、着せやすいです。
サスペンダー代わりのエプロンはポリエステルが薄く伸びて柔らかく、体になじみます。
今回はオシッコの量が多い超大型犬のオムツカバー製作の話でしたが、大型犬~小型犬でも応用できると思います。
案外、着やすいフンドシ型のオムツカバー、不用品で出来るのでお勧めです。
注意点は、カブレに気を付けることです。
長時間付けさせないこと、外した後は体を拭いてあげましょう。
なお、このオムツカバーは老犬介護kenkenで販売しておりません。
キャンプでウミガメと遭遇!
数年前、県内のアウトドアショップのツアーに参加して「アオウミガメ」に遭遇した時のお話です。人間たちは“感動の極み”だったのですが、ウミガメにとっては「あらら、見物人が多いわ、今日はあきらめて帰ろうかなぁ」という心境だったに違いありません。
続きを読む老犬介護ハーネスが欠かせない日々
目次
寄る年波には勝てず
持ち上げてもらうのを待つサーフ 17歳オス
前回は老犬介護パンツでサーフの歩行を助けたお話でした。
それからおよそ半年後、必要性から老犬介護スーツも3着に増えました。
お散歩で足腰を鍛えていたつもりでしたが、やはり寄る年波には勝てずサーフの筋力は更に弱っていくのでした。
激ヤセのため、ハーネスもブカブカになった
体重max30kg→17kgに・・・ 特に足腰が痩せてしまった。
しかしです。こんな状態でもサーフは歩くのが大好きで、ハーネスで腰を持ち上げると嬉しそうに歩き回るのです。
この頃は毎週土日は車で少し遠くへ行き、少し長めのお散歩をしていた
痴呆症が始まってから表情に乏しいサーフなのですが、広々したところに行くと明らかに喜んでいるのが分かります。
しかし、においを嗅ぐこともなく、ほとんど徘徊に近い歩きです。
一時は収まっていた痴呆症の特徴であるグルグル回りがまた始まりました。
飼い主が老犬介護ベストの持ち手で方向転換したり、体を添わせてサーフを押しながら軌道修正します。
ひとりでオシッコもできる
以下の動画はサーフの放尿シーンありなので、見たくない方はとばしてください。
腰を上げられなくなってヨチヨチ歩き、そして座ったら立ち上がれない
老犬介護パンツで後ろ足と腰を持ち上げて介助する場面と、1人で歩く場面を比較するため、この動画を撮りました。
老犬介護パンツで持ち上げないと腰が下がり、ヨチヨチ歩きになってしまいます。
へたり込むと「早く腰を持ち上げてちょうだい」という表情を見せます。
あっ、それと「1人でオシッコが出来る」と言いましたが、本当はオシッコ中も持ち上げた方が足腰への負担は少ないです。
それから、ウンチの時は更にキツイ姿勢なので、言うまでもなく持ち上げてやった方が安全です。
排泄物を踏んでしまわないためにもね。
老犬介護ハーネスが欠かせない毎日
庭に出てルーティーンの日光浴。半日蔭なのは歳のせい?
この頃、朝晩は近くの公園にお散歩、庭に出るのは1日5回ぐらいで、あとはお部屋で過ごしていました。
2番目の動画の一番最後、家に上がる時に両方のハーネスを持って介助しているシーンがちょっとだけあります。
家と庭の段差が大きいのですが、スロープを付けないでいられたのは、
老犬介護スーツのお陰だと思っています。
ご飯の時間
老犬介護ハーネスを2人で持つ
ラクで楽しい「老犬介護生活」
アオスジアゲハの蛹の保護色
アオスジアゲハが我が家の庭に来た
国頭村の道の駅で買った「カラギ茶」というのが大変おいしかったので、このカラギという植物を探していて、やっとこさ手に入れました。
沖縄宝島というフリマサイトです。
アオスジアゲハの幼虫被害
食べられたカラギの苗木、右の支柱にサナギがいる
カラギの仲間、ニッケイの葉 ※縦に走る3本の葉脈が特徴
沖縄に自生するカラギは、クスノキ科の大木で肉桂(シナモン)の仲間です。
この苗がやっと80㎝位に伸びて葉っぱもたくさん生えたのに、ある日丸坊主になっていたのです😞
原因は「アオスジアゲハ」の幼虫です。
全部で6匹、みんな大食漢ですから葉っぱは足りたのかなあ?
全身黄緑色に黄色いカチューシャのアタマ?でっかちなかわいい姿。※写真が無いのが残念!
少し体が小さいような気もしますが、もうサナギになろうとしています。
アオスジアゲハのサナギの擬態と保護色
黄緑色version カラギの鉢の支柱でサナギになる
緑と茶色version 素焼きの植木鉢の横
茶色version 色褪せた黒のプラスチックコンテナの横
余分なデザインは要りません。
ニッケイの葉の特徴である縦に走る3本の葉脈までそっくりに作り込んでいます。
可愛いとんがり帽子は葉柄(ようへい)に似せています。
しかも、体色は背景の色によって異なる保護色!
この点は、「背景の質感(ツルツル又はザラザラ)明るさも影響する」という実験結果もあるそうです。
アオスジアゲハの成虫の水色は構造色?
成虫の翅の水色は少し透けている
ナイキのマークにも似たスタイリッシュ且つ、スポーティーなデザインがカッコイイ!
見た目通りに超高速で飛ぶから、姿をはっきりと見たことが無いのです。
いつか明るい空をバックにチラッと見えた水色の部分は、薄く透き通っていたような気がします。
では構造色は?
以前記事にも書きましたが、角度によってキラキラと色が変化して見えるのが構造色でした。
アオスジアゲハの構造色は翅の裏側に少しあるそうです。
キラキラ・チャラチャラしてなくても「透けている」ところがオシャレなんです。
幼虫時代・サナギ時代を通して色シンプル&機能的なところがすばらしい!
無事に羽化できたのか?
気になりますでしょ? 無事、成虫になれたのか・・・
実は6匹のうち、2匹しか羽化できなかったのです😢 原因は、
- 羽化途中で風が強くて羽が伸びなかった。
- 寄生虫にやられた。
- 栄養不良も考えられる
お母さん! 食草は見付けられても、こんな小さな苗木じゃあねぇ。
アオスジアゲハのお母さんたち!!座喜味城跡へ行ってみてください。
ヤブニッケイがいっぱいあるから。
沖縄で庭にフルーツが実る夢
ブラックピタンガ
2月ごろ、ブラックピタンガの花がいっぱい咲きました。
植木鉢から地面に下してあげたからかな?
喜んでる感じがします。
直径2センチぐらいのカボチャ型、このように暗紫色になったら食べごろです。
木に実ったまましなびてしまう実もありましたが、今年はたくさん収穫できました。
味は甘酸っぱくジューシー、香りは風変りです。なにか、ミョウガの様な…。
ジャボチカバ
1枚目、見えますか? 花は幹から直接生えている小さいものです。
とても小さく密集して咲くので全部は実れないから、淘汰されているみたいです。
甘味と酸味のバランスが良く、香りは癖が無く、巨峰に似ています。
文句なくおいしい!
シークワーサー
今年はシークワーサーの当たり年です。
小さな木にタワワに実っています。
我が家での用途はもっぱらレモンの代用品なので、使い切りサイズが嬉しい!
ミカンの原種と言われるだけあって、ワイルドな香りがします。
この木は2年続けてカミキリムシにやられましたが、復活しました。
今年は根元20センチの所まで網を巻いて駆虫したので、たくさん実ったのかな?
ホワイトサポテ
花は薄緑色で小さくて目立たないです。すでに中心に実があります。
5年前に苗木を買ったのですが、やっと小さい実をつけました。
残念なことに落ちてしまったようです。
説明には柑橘系のフルーツでバナナ・桃・洋ナシのような味となっており、
想像するだに、「ああ、早く食べてみたい」と思うのですが、栽培が難しくて・・・
木は上に伸びないで横に広がるので、広い場所が必要です。
パッションフルーツ
洗濯バサミで止めて追熟しているところ。
一昨年の台風で全滅してしまいましたが、それまでの夏は「目くるめく真夏の果実」の日々を送っていたのです。ひと夏で500個超えですよ。
ちなみにパッションフルーツは、中国語で「百香果」と言い、正にその通りの味と香りです。
パッションの事はまた別の記事で書きたいと思います。
その他
フルーツパパイアとライチー、アテモヤ、グァバも育て始めました。
いつ実ができるかわかりませんが、のんびり待とうと思います。
シークワーサーを除いて他は全部南米原産。
沖縄では花木も南米原産の美しいものが多いです。
毎年4月ごろに沖縄市大植木市というのが有りまして、珍しいフルーツの木や花木がたくさん販売されます。※今年は中止でしたが。
憧れのトロピカルフルーツ、どれもこれも魅力的です。
日持ちの面から店頭販売されないものが多く、実物の実や説明書きを見て、頭の中でクルクルと味を想像するばかりです。
そんなトロピカルフルーツを少しずつ買い集めてやっと実りだしたので、ご紹介しました。 今後に乞うご期待!
犬滑る床、敵はフローリングに有り!
忙しい朝の1分間ブレイクタイムとして、フジテレビの「今日のわんこ」 は、26年も続いている人気コーナーです。
「カワイイわんちゃんがカワイイことをする」そのお宅の床は、きれいなフローリングが多いです。
でもちょっと待って! その床、フローリングにそっくりなクッションフロアかも知れません。
この2つの差はワンちゃんにとって大きな差があるんです。
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