犬と歩こう in OKINAWA

愛犬と沖縄に37年の過去と現在

寒緋桜のクマリン

沖縄では桜シーズンはとっくに終わり、今はサクランボが黒紫色に熟しています。

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私は桜の香りが大好きなので、今年はこの寒緋桜を利用してみようと思いました。
しかしこの寒緋桜、香り成分は出るのでしょうか?
葉や花の塩漬けは八重桜や大島桜を使うそうですが、沖縄では寒緋桜しかないのでまずはトライです。

 

目次

桜葉の塩漬け 

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桜の葉が出始めの柔らかい時に摘んで、塩をまぶし冷蔵庫に1週間以上放置します。

塩漬けはこれで出来上がりです。
料理に使ってみました。

 

白身魚の桜蒸し

  1. 白身魚(タイ・サワラなど)に料理酒をかけてしばらく置く。
  2. 白身魚に桜の葉を張り付ける。
  3. 蒸し器に出し昆布を敷く。
  4. ②の白身魚を昆布の上に置いて蒸す。

これはおいしかったです💛
桜が香ってましたよ~💛 お上品な味です💛
※注意点として、
桜葉の塩を抜き過ぎないこと。
この「香り塩」を魚に移すつもりで。

香り袋

桜の葉の塩漬けで香り袋を作ろうと思います。

 

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  • 桜葉の塩を80%ぐらい抜く。
  • 乾燥させる。

今はここまでやってみました。

半分乾いたのを部屋に吊るしておいたら、「やった~!桜が香っている」
鼻を付けて嗅いでみると、干し草の匂いと桜の香りが混ざっています。
通りすがりにほんのり香ってくる香りの方が良い気がします。
他のハーブと混ぜて、香り袋を作ってみるつもりなので…乞うご期待!
後で追記しますね。

サクランボを収穫

 

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黒紫色に熟しているサクランボ

 

寒緋桜のサクランボが熟しているのがとてもおいしそうです。
しかし、人々に聞いてみても「おいしい」という人は1人もいません。

「色がきれいだから、色付けに利用するよ。味はおいしくない」と。

試しに、ほんの少量を泡盛に漬けてみました。
「桜の香りするかな?」
「えーと、するする!」
炭酸割で飲んでみて、鼻に抜ける時にフッと桜の香りが…
それじゃあ、ということで、桜の香りを抽出すべく「泡盛漬け」と「酢と氷砂糖漬け」を作りました。

 

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さて、どんな香りになるか…乞うご期待!
これも追記しますね。

クマリン

桜の芳香成分をクマリンといいます。
クマリンは他の植物にも含まれていてます。
アロマオイルでは、トンカビーンズという植物が有名です。
何年か前、これを購入して仕事場の引き出しにしのばせ、時々嗅いでおりました。
要するに「ストレス解消」「自分癒し」のアイテムです。
私の場合ハンカチに付けたり、フタを開けて直接嗅ぐというやり方なので、ただでさえ「ヤニ成分」が多いこの精油が、度重なる開閉でベタベタしてきました。
ベタベタでフタが閉まりにくくなったので、使用を止めてしまいました。

このクマリンには体に良い成分がある一方、毒性もあると知り心配になりました。
肝機能を弱める働きがあるというのです。
でも、桜餅で桜の葉を食べるし、「少量なら大丈夫なのでは」と思うことにしました。

サクランボをねだるオンドリ

寒緋桜の木がたくさんある座喜味城址に行ってきました。
正門の反対側にある裏の駐車場から入ると緋寒桜の木がたくさんあります。
黒っぽく熟したサクランボを味見しながら、木道に通じる道を行きました。
気付いたのですが、サクランボは木や場所によって、美味しいのとそうでないのがあるようです。

誰もいない桜林に立派な体格のオンドリが散歩していました。

 

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落ちているサクランボを食べています。
私たちについてくるので見ていると、何気に木に付いたサクランボをねだっているようなのです。
「グワー、グコココ」と小さく鳴いて見つめてくるので、サクランボをあげてみました。

素早く食べて、またねだってくるので「あんた、クマリンの毒に気を付けな!」と言ってやりました。

寒緋桜のドリンク

その後の報告です。

寒緋桜のサクランボの酢と氷砂糖漬けを炭酸で割ってみたら、とてもおいしかったのです。

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漬ける前の苦みと酢の匂いが減ってまろやかになっています!!

沈ませたサクランボはあの「缶詰のサクランボ」の様なおいしさです。

泡盛漬けの方も良い香りです。