犬と歩こう in OKINAWA

愛犬と沖縄に37年の過去と現在

ツマムラサキマダラの青は構造色

沖縄は色彩に満ちあふれています。私はその色彩の中でも特に「青」に魅了されます。鮮やかだが毒々しくはない自然界の中のブルー。それぞれの微妙に違う青さに心が持っていかれるのです。今回はツマムラサキマダラとバタフライピーに的をしぼりました。 

魅惑のブルー

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「海のブルーに魅せられて」と言えばありきたりですが、実際に海や空の青い色はリフレッシュ効果やリラックス効果があると思います。
「もっともっと青い色が見たい」と思っていた矢先、見つけたョ、「青い蝶々」を。世界遺産「座喜味城址」で。

ツマムラサキマダラ

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ゴージャスな「オオゴマダラ」や「ツマベニチョウ」も良いけれど、この夏 私が魅せられたのは「ツマムラサキマダラ」という一見地味な蝶々。でも内側に美しい青色が!
朝日の当たる傾斜地にセンダングサの蜜を吸いに来るので、撮影しようと頑張ったけれど何とも難しいです。

悔しいので「やっぱり、この青はチラッと見えるだけが美しいのであって、近くでよくよく見たら胴体なんかはけっこう気持ち悪いかも…」と思うことにしました。

この写真は知人が撮影したもの。なかなか羽を開いてくれないそうです。

 

青色が見えたり見えなかったりするのは何故?

青い蝶の代表格の「モルフォ蝶」(アメリカ大陸に生息)は、羽の美しい色と光沢に関して昔から研究されています。ただの粉の様なものだと思っていた鱗粉は、ミクロの世界で見るととても複雑な構造になっていて、そこに美しさの秘密があるそうです。

光が反射して見えるのが普通の色の世界だとすると、「モルフォ蝶」の鱗粉は「構造色」といって光の干渉により特定の色のみが反射され、あの美しい青色が動きに合わせて変化しつつ見えるのだそう!? →難しくて実は私もあまり理解できていないのですが…😔

この仕組みは多くの研究者により繊維などの工業製品に応用されていて、今も研究は進行中だと言います。

改めて「ツマムラサキマダラ」を見てみると、光の方向と羽の角度によって青色の濃さが変わるので「あっ、モルフォ蝶のからくりと同じなのね」と納得したのです。

蝶たちは12月に入り寒くなったからか、姿を消してしまいました。

 

バタフライピー

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 青い蝶々たちとは来年まで会えない! 残念😕

しか~し、またまた見つけたョ! 今度は「青い花」を。
畑に「バタフライピー」という植物を植えている人がいて、見せてくれたのです。

花が濃い青色なので、幼いころの女っぽい遊び「花色水」を思い出しました。

花のしぼり汁はどれもくすんだ色をしていた記憶があります。

「やってごらん、すんごいキレイだから」と言われて、久しぶりにときめいた😍

 

バタフライピーのハーブティー

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ハーブティーで飲むのが流行っているとのことで、さっそくレモングラスティーにしてみたら、なんとも美しいブルーが出現! その前に、洗っている時からもう水が薄青いのでときめいていました。

この深い海のような青で溺れてみたい!!

 

 

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バタフライピー:タイ原産のマメ科の植物で別名は蝶豆、クリトリア。

アントシアニン豊富そうに見えて、やっぱり豊富😁 ブルーベリーの4倍だそうです。

 

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畑の人におねだりして種をもらいました。

さっそくあした種をまくつもり。もう冬だけど。
来年はもっと冷静に薬効なんかも調べて、青づくしに浸りたいと思いました。